■ブランド名 THREE HUNDRED
■品番 THAB2029
■商品名 スポーツダンパーキット セッティング#1
■商品価格 ¥199,000-(税別)
■適合車種 ABARTH500・595・595C・695・595シリーズ4~6共用
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スポーツダンパーキット共通取扱説明書
2020年の冬、ニュルブルクリンクをはじめて走った時に思いました。
コンペティションのシーンでは車高調使用率が高いですが、スポーツ走行レベルだと圧倒的にノーマル形状ダンパーの使用率が高いです。
エッセンモーターショーに訪れた際にも、各ダンパーメーカーはノーマル形状オシでした。
なんでだろう??
ジブンのドライブでニュルブルクリンクを走り、ドイツのワインディングやアウトバーンを走った際に思いました。
圧倒的に路面が悪いし、ミューの変化が激しく、ダンパーとスプリングに容量が無いアシは挙動がとにかく難しい。
且つ、タイヤも日本のようにハイグリップラジアルではなく、コントロール性の高いタイヤを好む傾向にあります。
この事を経験してフト初心に戻りました。
案外ノーマル状態のABARTHはサーキットでも乗り易いんです。
やっぱり操ってナンボのABARTH。
「ノーマル形状を突き詰めてみたい」と強く思いました。
スポーツダンパーキットは、ABARTH屋が、ABARTHのために作り上げたこの商品。
専用設計である事はもちろんなのですが、様々なシーンを走らせてきたTHREEHUNDREDならではのノウハウが詰まっています。
フロントが複筒(ツインチューブ)でありながら、オイル室とガス室をフリーピストンで完全に分離した単筒(シングルチューブ)タイプとのハイブリッド構造になっています。
通常の複筒タイプでは、オイルとガスが混入したりしますが、本商品の設計ではこれらが溶け込む事を防ぐ事が出来、より安定した減衰力を実現できます。
また複筒のメリットとして、単筒よりガス室の容量を取れる事でガスの反力を抑える事が出来ます。
これらによって、今までにない乗り心地とフィーリングを実現しているのが特徴です。
※リヤは単筒タイプとなっています
セッティング#1は、とにかくコンフォートに振り切ったセットアップです。
ショートホイールベース、トーションビームからなる乗り心地にご不満なオーナー様も少なくないはず。
そんなお客様の声を実現し、個人的には「こんなフンワリしていていいのか?」と思いましたが、デモカーでテストセットアップをオーナー様にご試乗頂いた際には、多くのご指示がありましたので製品化しました。
速度が遅いストリートユースでの走行レンジでは、とにかく車体がゆっくりストロークしますので、ぴょこぴょこ感は皆無です。
純正バンプラバーをそのまま使うか、数センチカットして使うかでも、フィーリングを大きく変えられます。
速度レンジが上がると低速時とは違った印象に変化し、ドッシリ感が出てくるので、決してただの柔らかいアシとも違う感覚です。
また長くお使い頂く為に、分解オーバーホールが出来る事も特徴です。
その際に減衰力の仕様も変える事が出来ますので、走りのスタイルに合わせてセットアップも可能です。
THREEHUNDREDが自信を持ってオススメするスポーツダンパーキット。
ABARTHのダンパー選びの新たな選択肢の登場です。
※製品はダンパー4本になります(スプリングは付属しません)
※ロワリングスプリング・ノーマルスプリングと組み合わせてお使い頂けます
※新品時はダンパーの馴染みもあり、若干車高が上がる事があります
※ピロアッパーマウントは使用できません